うんちの行方
アイキャッチングなタイトルに「おぉ!?」となった方も多いでしょう。そういう私も「おぉ」となってこの本を手に取りました。排泄についてはおおっぴらに語られることはありません。しかし、私たちはみんな排泄をして生きています。排泄はとても重要なことなのです。
毎日排泄されるうんちのことを立ち止まって考えることなどありませんが、考えてみれば、毎日約2万5200トンもの排泄物が生じているのです。その排泄物がどこへ流れてどうなっているのか、答えられますか?そんな私たちが普段考えないけど大事なことが全部書かれています。
トイレから流れてどこへ行くのか。電車のトイレはどう進化して、今どのような処理をされているのか。富士山のトイレ事情とその歴史などなど、ページをめくる手が止まりません。日本人がこれまでどう排泄してきたかの章もとても面白く興味深く読みました。今、50代の人の中には、子どもの頃、家のトイレや学校のトイレがいわゆるボットン便所だった人もいると思います。そう考えると、現在の日本の水洗トイレ率 91.7%(2020年1月時点)はすさまじい進化を表しています。
令和生まれの子は、温水洗浄便座が当たり前なのでしょうね。日本のトイレは本当に素晴らしいです。ただ、現在に至るまでには、苦労をしてきた人たちがいることを忘れてはなりません。その人たちの努力に感謝するいい機会を与えられたと感じています。

