精神科病院での患者虐待
2024年度、全国の精神科病院で起きた患者への虐待件数が発表され、厚生労働省のまとめで260件あったことが分かりました。加害者は、看護師が最多で6割を占めたようです。虐待の種類としては、身体的な虐待が158件、次いで心理的虐待が131件、性的虐待も23件あったということです。三重県では3件報告されています。通報としては三重県で149件ありました。
厚生労働省の調査によると、精神科の入院ベッドを持つ病院は2023年時点で全国に約1600カ所あるそうです。ベッド数は約32万床で、約27万人が入院しています。有名な話ですが、日本は国際的に見ても精神科のベッド数が多く、入院期間も長いです。国連の障害者権利委員会は人権侵害に懸念を示し、強制的な入院や治療を廃止するよう日本政府に勧告しているということです。
精神科病院を舞台にした映画『カッコーの巣の上で』を見たことはありますか?(原題: One Flew Over the Cuckoo's Nest)1975年の映画ですから、もう公開から50年以上も経っています。私は最近、数十年ぶりにこの映画を見たのですが、精神科での勤務経験を持つ今はまた違うアングルからも考えさせられるところが多く、今も余韻が離れません。この作品は、人間の尊厳について、そしてもちろん精神科病院について、私たちに課題を投げかけています。機会がありましたら是非。ジャック・ニコルソンの名演も味わってください。



