『「人体」の中では何が起こっているのか』

『「人体」の中では何が起こっているのか』(著:廣田昌彦)

読んでいる間、ずっと「へぇ~」「そうなんだ」「面白い!」と声が出ていたと思います。それほど非常に興味深い本でしたので紹介させていただきますね。

私たちの体の中では、気づかないうちに驚異的な働きが、休むことなく続いています。
廣田昌彦さんの『人体の中では何が起こっているのか』は、その“体内で起こる小さな奇跡の数々”を、専門家ならではの知識と、読みやすく軽やかな文章で解き明かしてくれる一冊です。

難しい医学書とはまったく違い、まるで自分の体の中を探検しているような感覚で読み進められます。
心臓が動く仕組み、脳が情報を処理する不思議、免疫が戦う壮大なドラマ──どの章も「そうだったのか!」と膝を打つ驚きに満ちています。

読んでいくうちに、自分の身体が愛おしく思えてくる。
そして「もっと知りたい」という知的好奇心が自然と湧いてくる。

医学に詳しくなくても楽しめて、読み終えた後は世界の見え方すら少し変わる感じがします。
冬の読書にぜひ!